重いブロック塀は倒壊しやすく危険!安全なフェンスにリフォームすべし!
自宅や店舗、あるいは会社の敷地をブロック塀で囲むケースは珍しくありません。しかし、重いブロック塀は地震や老朽化で倒壊しやすく危険です。
万が一、手抜き工事等によって建築基準法を満たさないブロック塀ともなれば、重大な事故につながることさえあります。このようなブロック塀が敷地内にあるなら速やかに撤去して、安全なフェンスにリフォームすることが求められます。
一口にフェンスと言っても様々なタイプがありますが、ブロック塀に比べれば軽量であることに間違いはありません。仮に、倒壊したとしても、周囲へのダメージを最小限に抑えることが期待できるでしょう。ただし、フェンスにリフォームする場合でも、幾つかの注意点を理解しておく必要があります。
まずはフェンスの耐久性を考えた素材を選ぶことです。フェンスの素材には木材や竹材といった自然素材の他にも、スチールやアルミなどの金属素材、さらにはプラスチックや樹脂系の素材など、幅広く多種多様なタイプがあります。経年劣化によるフェンスの倒壊を避けるためには、耐久性に優れた素材を選ぶことが肝心。
とは言え、フェンスを設置する周辺環境によって劣化の進行度も変わるため、どれが耐久性に優れているのか、一概には言えないのが実情です。例えば、雨天や湿気の多い土地では、腐りやすい自然素材を避ける方が良いかもしれません。その一方で、潮風の吹く沿岸部などは、錆びやすい金属系の素材を避ける方が無難でしょう。
次に注意したいのは、できるだけ圧迫感のないようにデザインすることです。プライバシーや防犯上の観点から、高さや形状そしてカラーなどに配慮すべきですが、その一方で圧迫感のあるフェンスは周囲へ不快感を与えやすいのも事実。それが店舗や会社であれば、お客様からのイメージも悪くなりかねません。
したがって、フェンスにリフォームする際には、両者のバランスをよく考えてデザインすることが重要なポイントです。
例えば、フェンスを高さで言えば、大人の目線からちょうど隠れる程度に抑制してみるのも良いでしょう。カラーはホワイトやベージュ系のように明るく穏やかな色彩を選んだり、形状も完全な目隠しをするのではなく、複数の素材を組み合わせて意図的に隙間を入れ、採光や風通しを高めたりするなど、圧迫感を減らす様々なアイデアが考えられます。